ハイパーDC療法

ハイパーDC療法

ハイパーDC療法に使用する免疫細胞は、獲得免疫細胞のキラーT細胞、T細胞及び自然免疫のNK細胞、γδT細胞です。樹状細胞は、獲得免疫にがん細胞のマーカー(がん抗原の目印)の情報を伝えてがん細胞を攻撃させる司令塔の役割を持つ重要な細胞です。しかし、がん細胞は自己防御のためにがん細胞のマーカー(がん抗原の目印)を隠すのみならず、白血球抗原のMHCクラスIの消失をすることで全てのがん細胞のマーカー(がん抗原の目印)を消失させて、獲得免疫細胞からの攻撃を防御します。樹状細胞療法の致命的欠点をカバーする為に、正常細胞を認識して「がん」を攻撃する自然免疫細胞のNK細胞、γδT細胞、T細胞を使用している免疫細胞BAK療法を併用して治療するハイパーDC療法は、当社独自の技術です。

がん細胞がMHCクラスIを消失しているかどうかの検査をして、消失率が50%以上の場合は、免疫細胞BAK療法やNK細胞療法を併用して治療する事で高い治療効果が期待できます。
ハイパーDC療法

ハイパーDC療法の特色

1.従来の樹状細胞ワクチン療法のWT1等の合成ペプチド等では、がんが増殖するにつれてWT1等のがん抗原が消失し、キラーT細胞が攻撃しなくなる欠点があります。本療法は、自己のがん細胞を利用し、全てのがん抗原(目印)を認識し、キラーT細胞が攻撃できる療法です。

2.樹状細胞療法の最大の欠点であるMHCクラスIの欠如により、キラーT細胞はがん細胞を攻撃できない欠点をカバーする為に使用する免疫細胞BAK療法やNK細胞療法は、がん細胞を効率よく攻撃して、高い治療効果が期待できます。
NK細胞療法又は免疫細胞「BAK療法」は、樹状細胞の療法時の細胞培養上澄み液内の細胞を再利用することから、新たな採血等は無いので患者さんに負担がありません。

3.場合により、白血球細胞の分化促進するためにサイトカイン(IL12)を少量、注射します。
 ハイパーDC療法の特色
がん抗原には膨大な種類があり、同じがん細胞でもがん抗原の種類の発現の仕方が違います。また、合成したがん抗原(ペプチドワクチンのWT1等)のわずか数種類を使用する現状の樹状細胞ワクチン療法では、キラーT細胞に「がん細胞」を認識させようとしてもとても無理です。自己の「がん細胞」から全てのがん抗原を取り出し、自己の繊維芽細胞に取り込ませた「擬似がん細胞」を製造、その情報を樹状細胞に伝達し、全てのがん抗原を認識させたキラーT細胞にがん細胞を攻撃させます。

ハイパーDC療法の原理

全てのがん抗原が認識できる画期的な樹状細胞治療法

がん細胞を破壊して、がん抗原のタンパク質(がんマーカー)の全てを(100以上)がんの目印として樹状細胞に取得させ、キラーT細胞にがん細胞を攻撃させる技術です。
自己の真皮から繊維芽細胞を製造して、がん抗原を取り込ませて「擬似がん細胞」を製造し、自己の単球から製造した樹状細胞にがん細胞を認識させた樹状細胞ワクチンを製造します。本ワクチンを患者に注射することで、体内の眠っているキラーT細胞等を活性化し、がん細胞を攻撃させます。

本療法は、これまでの樹状細胞療法とは異なり、がんの目印(DNA))がはっきりしないがん細胞や、目印を変化させて免疫細胞から攻撃を免れるがん細胞にも確実に対応し、あらゆる病態のがんに適合します。NK細胞療法や免疫細胞BAK療法との併合は、HLA-1の発現が微弱または消失しているがん細胞に対し大変有効です。 ワクチンを投与するとき、インターロイキン12というサイトカインを投与することで免疫細胞をさらに活性化させることができます。
ハイパーDC療法の原理
ハイパーDC療法の原理